1965. 兵庫県赤穂市生まれ
[個展]1998「錯綜空間:12 Rectangles」(福岡 えいりん)
[グループ展等]1989. “Works× 6”(金沢)/1994.“KAI-KO(邂逅)”(東京)/1995.二人展“空間の身振り”(大阪 ノースフォート)/
1995.汎美展(東京)以降毎年出品/1995.島原アートプロジェクト(長崎)/1996.AKO展(兵庫)以降毎年出品/1997.グループ展(福岡 えいりん)/
2001.汎美会員展(秋季展)(東京)以降毎年出品
自由な手の動きによるストローク(曲線)と画面の上にピンと張られた紐(直線)、様々な筆触を塗り重ねた色面が層をなし、
時に鋭く削られ、磨かれた色彩・マチエールが錯綜する空間。。。。そのように物質的であり、かつ現実の描写ではない「抽象空間」 に魅力を感じて
制作しています。ミニマルアートからもの派、コンセプチャルアートへと連なる手法に親近感を持ちつつ、 それ以降の現代美術とは一線を画した、
自己目的的な「絵画」の可能性を押し広げることを企図した軌跡が、「錯綜空間」シリーズです。
私が汎美へ出品するきっかけは、1994年末に目黒のとあるギャラリーで開催したグループ展「KAI-KO(邂逅)」において、
汎美会員であるT氏と出会ったことでした。初対面でありながら酒を酌み交わし、延々と話し、
そんな中で 「作品の大きさが5m以内という以外は制約なし、審査もなし、、、」といった汎美展に興味を持ち、
「(君の作品は)向いているんじゃないかな?」との彼の誘いを受け、翌春に初めて出品しました。 以来、飽くことなく続けている次第です。