汎美の活動において重要な決定機関である「会員総会」について、ご紹介します。
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当汎美術協会では規約にもとづく「会員総会」を、年1回の定期で開催しております。
規約では、年度終了から2ヶ月以内に代表者が招集し、
委任状を含む全会員の5分の1以上の出席が成立要件です。
会場は美術館の研修室を借りて行っていますが、
全会員80人ほどのうち30人以上が実際に足を運ぶ高い出席率となっています。
主な内容は、前年度の活動報告ならびに収支決算・監査報告、
新年度の活動計画ならびに予算案と、それらの討議・承認です。
新会員の推薦・承認も総会での決議事項です。
また、運営方針にかかわる重要事案、
例えば規約に定められた会費や活動内容を変更する場合は、
総会の場での討議・決定が必要です。
会員の4分の1以上の要請で臨時の総会を開催することも可能です。
その経緯は議事録に残し、決議報告として全会員に書面で配布されるなど、
合理的で透明性の高い仕組みとなっています。
規約にもとづく「総会」と言うと少し堅苦しい感じがしますが、
実際は和気あいあいと、自由闊達な意見交換会といった風情です。
もちろん資料の準備、提案説明や挙手による議決など、
正式な会議として、しっかり行うべきところは踏まえています。
また、このような年1回の総会の他に「運営委員会」が必要に応じて行われ、
展覧会開催にあたっての実務作業と討議の場となっています。
これは汎美術協会の特長でもあるのですが、
階層性を廃した組織構造から、会員であれば誰でも総会・運営委員会に出席し、
意見を述べ、決定に係る権利があることはもちろん、
会員皆が力を合わせ、会の運営にあたる事を旨としています。
このように平等かつ規律ある会風から、
作品制作・発表における「自由」も担保されていると言えるでしょう。
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このような汎美術協会の活動にご注目ください。。。